簡単な画面操作性を評価し「RunDX」を導入
効率的で安全なUSBメモリの利用で、生徒たちの個人情報を守る

名称 | 学校法人 頌栄女子学院 |
所在地 | 東京都港区白金台2-26-5 |
開校 | 1884年12月 |
生徒数 | 1,250人(2024年9月末時点) |
概要 | キリスト教系女子中学校・高等学校 |
140年の歴史を持つキリスト教系私立校・頌栄女子学院中学校・高等学校。同校は2025年夏に約100台のPCを入れ替える予定だが、これに伴いデバイス制御ツールについても最新のWindows 11環境に対応した製品へリプレースする必要があった。そこで、先行して入れ替えた7台のPCに「RunDX」をインストールし、機能や操作性を検証。操作が容易な上に画面もわかりやすく、デバイスの一括管理などの機能を備えていることから、正式な導入を決定した。これにより、本番の入れ替えでは作業の効率化が期待されている。
導入製品・ソリューション:RunDX DeviceControl
頌栄女子学院様の導入前の課題と導入後の効果
「RunDX」はWindows 11に対応している上、操作が容易で画面もわかりやすい。デバイスの登録も一括して行え
るため、効率的な作業が期待できる。
都心にありながら緑豊かな環境で聖書の教えを基礎に置いた徳育に取り組む

頌栄女子学院 中学校・高等学校
事務長
森田 真里子 氏

頌栄女子学院 中学校・高等学校
教諭
大澤 幸子 氏
2024年に創立140周年を迎えた頌栄女子学院 中学校・高等学校は、校名に「神の栄光をほめたたえる」という意味の「頌栄(しょうえい)」を掲げていることからもわかるように、聖書の教えを基礎に置いた徳育が特徴だ。校舎は白金台という都心にあるにもかかわらず緑豊か。生徒たちは静かで落ち着いた環境の中で学校生活を送ることができる。事務長の森田真里子氏は「これに加え、帰国生の積極的な受け入れを通じて国際感覚の涵養に注力していることが、本校の大きな特色になっています。例えば、帰国生と一般生が一緒に学ぶ混合クラスを編成しているため、中学・高校の6年間を通じて、誰もが一度は帰国生と交流する経験を持ちます。これにより、さまざまなバックグラウンドを持つ子どもたちが、お互いに刺激し合いながら、『皆が同じでなくてもいい。自分は自分のままでいいんだ』という考え方を自然と身に付け、お互いの長所を引き出していくという関係性が生まれています」と語る。
生徒たちの個人情報を守るためにも“保険”としてデバイス制御ツールは必須

頌栄女子学院ではICTの活用や教育にも熱心に取り組んでおり、授業や校務でさまざまなデジタル機器を活用している。この際、当然ながら個人情報の保護および情報漏洩の防止に最大限の配慮を行っているが、USBメモリについては全面的に利用を禁止するのではなく、デバイス制御ツールを用いた限定的な運用を行っている。というのも、どうしても使わざるをえないケースがあるからだ。
そのひとつが、入試問題の作成である。同校で入試問題を作成する際は、万が一の情報漏洩を避けるために、入退室が管理された部屋においてネットワークへ接続できないPCで作業を行う。とはいえ、最初から最後までその部屋に籠もって問題を作るというのは現実的ではない。そこで作成者は、事前にある程度まで問題案を作り、最終段階でその部屋に入って完成させるという流れをとっている。この問題案を作業用PCに移す際にUSBメモリが必要になるのだ。
また、身分証明書などを作成する際の印刷業者とのデータのやり取り、生徒たちが原稿を持ち寄り自分たちで冊子を作るようなケースなどでも、USBメモリを利用することがある。最近では、インターネットやグループウェアでファイルをやり取りすることも増えているが、長年にわたって安全性が確認されている方法を全面的に変更するのは難しいという。同校の教諭である大澤幸子氏は「USBメモリは基本的に使わないというルールを定めていますが、他のデバイスなら接続しても大丈夫と勘違いしてしまう人がいるかもしれません。例えば、ICレコーダーでもファイルの保存が可能ですのでUSBメモリと同じ扱いになるのですが、そうしたことを全ての人に周知徹底するのはなかなか難しいものがあります。ですから、デバイス制御ツールは“保険”として必須と考えています。学校では生徒の成績をはじめとしたセンシティブな個人情報を扱う機会が多く、万が一にも情報が漏洩しないような環境を、なるべく教員に負担がかからないかたちで整えていくことが大切です」と説明する。
PCの入れ替えに伴いデバイス制御ツールもリプレース Windows 11に対応、操作も容易な「RunDX」を採用
頌栄女子学院において、情報システムの整備や情報セキュリティの方針を定めているのは、大澤氏が委員長を務めるICT推進委員会である。この委員会は、副校長や教頭、事務長、各科の教諭など10名ほどのメンバーで構成されており、そこで検討・決定した内容は職員会議での承認を経て、実施されることになる。
「情報システムの整備において重要なのは、やはり情報セキュリティの確保でしょう。学校では生徒たちのさまざまな個人情報を預かることになりますので、情報システムを導入して校務の効率化を図る際にも、情報セキュリティへ十分に留意する必要があります」(大澤氏)
同委員会では、2025年の夏休みに向けて、教員が校務や授業で使う約100台のPCを入れ替える準備を進めている。この際、OSがWindows 11に切り替わることから、利用中の各種アプリケーションの対応状況を調査したところ、既存のデバイス制御ツールがWindows 11に対応していないことが判明した。そこで同校はツールのリプレースを検討することになったのだが、ちょうどそのタイミングでラネクシーから「RunDX」の紹介を受けたという。
「説明によれば、Windows 11に対応しているのはもちろん、デバイスの登録などの操作が簡単で、それもサーバー側で一括して行えるという話でした」(大澤氏)
そこで同校は、先行して入れ替えた7台のPCでRunDXを試用し、問題がないか洗い出すことにした。
「実際、操作も容易で画面もわかりやすかったですね。また既存のデバイス制御ツールとは異なり、いちいちメモをとってデバイス名を入力する必要がなく、リストの一覧から選ぶのは楽でした。これなら他の教員にも作業をお願いできると考えました」
この試用において教員から特にクレームが挙がることはなく、管理側の負担も軽減が見込めることから、残りのPCへの導入も決まった。
一括管理機能の利用により作業の効率化に期待 事務所で使っているPCへの導入も検討
頌栄女子学院が2025年夏に予定しているPCの入れ替えは約100台と大規模なものだが、RunDXの一括管理機能を利用することで、効率よく作業が進むことが期待されている。また、事務所で利用しているPCは、教師用のPCとは構成が異なることから別に管理してきたが、今後はまとめて管理していくことも検討しているという。その際には、こちらにもRunDXの導入を検討するとのことだ。
「校務分掌ということで、先生たちはそれぞれの科目を教えつつ、広報や進路指導、システム管理といったさまざまなお仕事も担当してもらっています。これら校務の負担軽減のためにも、情報システムをさらに活用していきたいと考えていますが、一方でICT推進委員会のメンバーの負担が増えてしまうのも心苦しいものがあります。こうした点に配慮しつつ、情報システムの導入を進めていきたいですね」(森田氏)
具体的にいえば、同校では文書のデジタル化やペーパーレス化などに取り組む方針を立てている。そういった領域においても、情報セキュリティの観点からラネクシーの支援があればありがたいとのことであった。
マニュアル不要!? たった3 ステップで実現する情報漏洩対策
RunDX DeviceControl
「RunDX」の操作画面はシンプルで扱いやすい設計となっています。マニュアルが不要なほど直感的で、導入から運用開始まではたったの3ステップです。
設定は制御項目を選択して保存するだけで完了できます。ダッシュボード機能による操作の可視化や一括配信などの一元管理が可能になる管理サーバーを利用することで、より便利にお使いいただくことも可能です。

詳細資料
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お客様概要
学校法人 頌栄女子学院様

- 所在地:東京都港区白金台2-26-5
- 開校:1884年12月
- 生徒数:1,250人(2024年9月末時点)
- 概要:キリスト教系女子中学校・高等学校
- URL:https://www.shoei.ed.jp