株式会社スタージュエリー 様

本社と全国に展開する約50店舗に「RunDX」を導入
適切なデバイス制御を実現し、管理面の負荷も軽減

オリジナルジュエリーの企画・制作などを手がけるスタージュエリー。同社は情報漏洩対策のため、デバイス制御ソフトを導入・利用してきたが、PCのOSをWindows 11へアップデートしたのを機に、内蔵のカメラやマイクが使えないなどのトラブルが頻発。業務に支障をきたしていた。そこで同社は、ラネクシーが自社開発したデバイス制御ソフト「RunDX」にリプレース。以前のようなトラブルはなくなり、適切なデバイス制御が実現。管理面の負荷も軽減された。

導入製品・ソリューション:RunDX DeviceControl

株式会社スタージュエリーの導入前の課題と導入後の効果

導入前の課題

既存のデバイス制御ソフトはOSのアップデート後に不具合が発生し、カメラやマイクなどが使えず業務に支障をきたしていた。

導入後の効果

「RunDX」へのリプレースにより適切なデバイス制御が実現しトラブルが解消されるとともに、管理面の負荷も軽減された。

情報漏洩対策にデバイス制御ソフトを導入機密情報の持ち出しなど内部不正を防ぐ体制を整備

1946年に創業したスタージュエリーは、販売会社のスタージュエリーブティックス、ジュエリー制作会社のスーパーギルドの2社と連携し、熟練した職人の手から生まれた品質の高いジュエリーを、国内および海外の店舗を通じて多くのお客様にお届けしている。これら3社の基幹システムや業務システムの保守・運用、各種情報機器の管理を担っているのが、同社のシステム室である。室長の東氏はその現状について「システム室は私とシステムエンジニアの2名で構成されており、最低限の人数で業務を回している状況です。というのも、当社はジュエリーの販売が主業であり、情報システム関連に人を割く余裕がなかなかありません。私自身も、もともとは営業を担当していたのですが、店舗の新設や改装に際してPCの設定を任されることが多く、その経験を買われて室長を拝命したという経緯があります」と説明する。

取材協力:システム室 室長 東 正栄 氏

 さて近年、企業や団体の情報漏洩にまつわるトラブルは増加の一途をたどっている。こうした中、同社にとっても、顧客データなど社内の機密情報をいかにして守っていくのかが大きな課題となっていた。そこで東氏は取引のあるベンダーに相談したのだが、まず紹介されたのが資産管理ツールであった。しかし同社が取り組もうとしているのは、データの不正持ち出し対策やUSBメモリの厳格な管理であって、そのためだけに資産管理ツールを導入するのは余計な機能が多すぎるし、コスト的にも見合わない。そこで、よりシンプルで使いやすいものを求めた結果、とあるデバイス制御ソフトを導入することにした。それまで同社では、社内での業務データのやり取りや、各店舗におけるデジタルサイネージの映像データの交換などに、さまざまなUSBメモリを使用していた。デバイス制御ソフトの導入後は、原則として私物のUSBメモリの使用を禁止。必要な場合はシステム室で管理しているUSBメモリを貸与することで、機密情報の持ち出しなど内部不正を防ぐ体制を整えた。

OSのアップデートに伴い既存製品にトラブルが頻発
適切なデバイス管理と使いやすい操作を評価し「RunDX」にリプレース

以後、スタージュエリーはデバイス制御ソフトの利用を続けてきたのだが、社内のPCのOSをWindows 11にアップデートしたころからトラブルが起き始めた。内蔵のカメラやマイクが動作しなかったり、プリンタから印刷できなくなったりする事象が頻発し、その原因がデバイス制御ソフトにあることが分かったのである。

そんな折、東氏はラネクシーより同社が自社開発したデバイス制御ソフト「RunDX」の紹介を受ける。さっそくデモを実施してもらったところ、各種デバイスを適切に管理できる上、操作もシンプルで使いやすいことが分かった。
「これなら従来の課題をすべて解決できると判断。価格も既存製品とほとんど変わらないことから、導入を決めました」(東氏)

かくして2024年8月、システム室で管理する3社のPCすべて(約300台)にRunDXの導入を開始。全国に展開している約50店舗のPCについては、本社か
らリモート接続でインストール、ポリシー設定を行った。「RunDXはActive Directoryとの連携機能を備えており、これを使えば一括で設定できるそうですが、残念ながら当社はワークグループ環境で運用していたため、1台ずつ設定する必要がありました。将来的にはワークグループ環境での一括設定の機能も検討しているとのことですので、今後は設定が楽になるではないかと期待しています」(東氏)

RunDXの導入後、デバイス関連のトラブルは消滅、管理面の負荷も軽減

スタージュエリーがRunDXを導入してのち、PCの内蔵機器が使えなかったり、プリンタから出力できなかったりといった事象は起こらなくなった。また管理面でも、トラブルに伴う問い合わせ対応がなくなり、機器のホワイトリスト化の作業も不要になった。さらに、デバイスをPCに接続するだけでメニュー画面が表示されるなど、直感的に操作できるようになった。

ちなみに、店舗でデジタルサイネージの画像の入れ替えに使っているUSBメモリは、ホワイトリスト化してしまうと不正利用のリスクが高まるため、入れ替えのたびにリモートで接続の許可/不許可を制御しているが、その作業もスムーズだという。「画像の入れ替えは、シーズンが変わるごとに各店舗で一斉に行われるため、作業の時期も集中してしまい、手間といえば手間です。しかし毎回、接続の許可/不許可を繰り返すことで、店舗スタッフたちにとってはセキュリティの意識づけになっているでしょうし、不正利用の抑止にもつながっていると思います」(東氏)

今後のセキュリティ対策について、ラネクシーのサポートや支援を期待

スタージュエリーでは、今回のRunDX導入によりセキュアな環境を実現できたと考えており、今後もさらなる活用を図っていく方針だ。先日も、RunDXの機能のひとつである書き出しログの取得を有効化し、内部不正への対策を強化している。「セキュリティ対策にここまでやれば大丈夫というゴールはありません。今回のRunDXの導入もそうですが、セキュリティ関連のソフトは段階的にステップアップを図っていますし、今後もできるかぎり対策を講じていくつもりです。ラネクシーには、RunDXの開発元としてサポートのさらなる充実と支援を期待しています」(東氏)

スタンドアロンでも複数端末でも、管理サーバーレスでの運用を実現

RunDX DeviceControl

RunDXは管理対象PCのエージェントにポリシーなどを適応させる際、管理サーバーを用意しなくても管理用ツール(無償)を使い
ネットワーク経由で運用管理が可能です。

詳細資料

ご担当者様のインタビュー取材記事を掲載したPDFをダウンロードしていただけます。

お客様概要

株式会社スタージュエリー

  • 所在地:神奈川県横浜市中区元町1-28
  • 設立:1968年
  • 事業内容: オリジナルジュエリー企画、制作、輸入、飲食事業
  • URLhttps://www.star-jewelry.com/